木更津 白弁天 厳島神社 白兎

木更津 白弁天 厳島神社の白兎(千葉県木更津市)

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正月三が日に立ち寄った木更津。こちらの弁天様に波兎がいらっしゃいました。

木更津駅西口を出て、ほど近く。木更津総鎮守の「八剱八幡神社」の参道の先は、飲み屋さんが多い地域になります。

木更津 白弁天 厳島神社 全景

この辻にちょこんと社を構えているのが、「白弁天 厳島神社」です。

木更津 白弁天 厳島神社 碑木更津 白弁天 厳島神社 鳥居

ご祭神の「弁財天」は元々は仏教(さらに元々はサラスヴァティーというヒンドゥー教の神)でしたが、水に関わる神であるということと、美女神として伝わるということから、同じ属性を持った宗像三女神のお一人、市杵嶋姫命(イチキシマヒメ)と習合しました。
広島の宮島の嚴島神社(いつくしまじんじゃ)が宗像神を祀る総本社です。

木更津 白弁天 厳島神社 社殿

鳥居をくぐり、左右の池を横目で見ながら10歩ほど進むと、本殿があります。「弁財天」ではなく「白弁天」としているのは、社の壁が白いからかもしれません。小社ながら漆喰と瓦屋根の立派な社殿です。

その虹梁の上に・・・

木更津 白弁天 厳島神社 向背 白兎

胴の長い白兎様!
・・・・ではありません。正月飾りで隠れてしまっていますが、2柱の波兎が踊っています。

木更津 白弁天 厳島神社 向背 白兎(左)

左側の白兎。材質は漆喰でしょうか。立体感の表現が素晴らしいです。

木更津 白弁天 厳島神社 向背 白兎(右)

こちらが右側。上を向いて口を開けているのですが、飾りで見えませんね。また時期をみて撮影しに来ようと思います。

木更津 白弁天 厳島神社 賽銭箱 神紋(波に三つ鱗)賽銭箱には「波に三つ鱗」の神紋が入っています。
波に三つ鱗と言えば、江ノ島弁天と同じ紋です。東京湾を渡ればすぐ鎌倉・湘南ですので、何か関係があるのかもしれません。

木更津 白弁天 厳島神社 手水舎 亀手水舎には、亀がいます。「兎と亀」・・・は特に関係なく吉祥の意味合いかとは思います。
境内の池には、生きている亀もいるらしいのですが、冬ということもあり冬眠しているのか、姿は見えませんでした。

さて、弁天様のすぐ近くには、もう一つ有名寺社があります。

木更津 證誠寺 本堂

こちら。證誠寺。しょ♪しょ♪しょうじょうじ♪

浄土真宗本願寺派のお寺です。かつてはこの付近は昼でも暗い鬱蒼とした竹やぶで、妖怪が現れると噂される場所でした。そこへやってきた新しい和尚。妖怪達に出会っても平然としています。実はこの妖怪達が、近隣の狸が化けたものでした。
ある秋の晩に、寺の庭で狸達が「はらづつみ」を打って大騒ぎをしている。和尚は、驚きもせずに、三味線で対抗します。毎晩繰り広げられる狸の腹鼓と和尚の三味線合戦。
しかし、4日目の朝、静かだと思って庭を見ると、狸が腹を破って死んでしまっていました。

木更津 證誠寺 狸塚

結構、哀れな物語ですね。和尚はその狸の供養を行いました。それがこの「狸塚」であると伝わります。

狸と兎といえば、カチカチ山ですね。カチカチ山の舞台は河口湖であるとのこと。暖かくなったら行ってみますか。

そういえば、ここ「木更津」の地は、記紀では倭建命(ヤマトタケルノミコト)が、東征の際に立ち寄った場所とされています。船で上総の国に入ろうとした一行は嵐に襲われてしまい、倭建命の妻・弟橘姫(オトタチバナヒメ)は海に身を投げることで嵐を鎮めます。その時に読んだと言われるのが、

君さらず 袖しが浦に立つ波の その面影をみるぞ悲しき

という和歌で、この「君さらず」が転じて「木更津」という地名になったと伝わっています。
市内には「吾妻」という地名もあり、「吾妻神社」が鎮座します。こちらの祭神は倭建命と弟橘姫であり、やはりこの伝承に由来しているとされています。

倭建命が攻めたということは、この地方にヤマト政権に対向する勢力があったのかもしれません。古墳も付近にあり、神話時代のことが偲ばれます。

名称 白弁天 厳島神社
住所 千葉県木更津市富士見1丁目


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